印象に残っている新聞記者さんの話

この十数年の間、この屋敷「あをぎり」の建築探偵調査の中多 くの取材があり記者さんが沢山の記事を執筆して下さり、紙上 にとりあげていただいた。 その中でも、この記事は女将お気に入りの思い出の記事です。 何故かと申しますと・・・。この記者さんは「林田春次郎翁を 語る」という本を、本当に読まれたのが会話の中で確認できた のでした。

この記者は何故かしら田川の方々に大層、信望があり、沖縄、 ご出身だった事を覚えています。お顔も沖縄の方らしく掘りの 深い濃いイメージの容貌でした。 そして田川の女性と結婚され転勤されました(現在は佐賀に赴 任されたとききました)

丸窓のむこう側の女性は当時、お昼のパートでお手伝いいただ いていた「お運びさん」

炭坑の町だから育った独特の食文化 絶品の味

公共放送の使命がそうさせ、それが民間に流行ったためか。
多くの人は炭坑節の歌詞を「三池炭坑の上に」と思っており、歌詞もそう書かれている場合が多い。しかし元来、「三井炭坑」であり、月を煙たがらせた高い煙突は、田川市石炭歴史博物館の横に、今も見事な姿を見せる。
昔と変わったのは、煙が出なくなったことと、大勢の労働者がいなくなったことである。

 黒ダイヤと呼ばれた石炭と、白ダイヤと呼ばれた石灰が、田川の産業だった。
炭坑のそばには、今では緑の山に姿を変えたボタ山ができ、五木寛之が『青春の門』で「異様な山である」と書いた香春岳は、石灰採石のため、山頂が削られていった。

 炭坑や石切場で働く労働者が大半だった田川では、独特の食文化が築かれていく。「塩クジラ」は保存がきく、低価格の海のタンパク質であった。
 ギリシャ語で「刺激する」の意のホルマオは変化し、贓物をホルモンと呼ぶようになる。これが方言の「放るもの(捨てるもの)」、つまり、安く手に入るもとの通じ合う。ホルモン焼きが最初に食べられたのは、戦後間もない筑豊地方であった。高価な牛肉に手が出にくかった炭坑労働者たちは、好んでホルモンを食べた。現在、田川では、「田川ホルモンマップ」を発行、店舗が掲載されている。

 低カロリーでありながら、ビタミン、鉄分、コラーゲンが豊富なホルモンは、今では女性たちに好まれる食材のひとつだ。
 一方、クジラ料理は貴重な食品となった。料亭「あをぎり」では、クジラを活かした懐石料理が人気を呼んでいる。

 炭坑は姿を消し、食材はその価値観を時代とともに変えた。

自遊人2006年5月号特別付録保存版より抜粋

くじら のお話 「九州筑豊田川・くじら料理」

江戸時代から捕鯨が盛んに行われてきた九州。
長い鯨食の歴史を持ち、鯨との深いつながりがあります。
特に長崎では驚くほど豊かな鯨食の文化が発達しました。

昭和三十年代
近代捕鯨の発祥の地、下関は、
その最盛期を迎えました。
鯨肉の流通加工の拠点としても大いに栄えました。

そして関門海峡対岸の門司と若松の港湾、
八幡の製鉄、筑豊の石炭に従事する人々を中心に
大量の塩鯨が消費されました。
鯨は北部九州の食文化でもありました。

特に筑豊は鯨が身近な食べ物でした。
高温多湿の炭坑内でも変質しにくい塩鯨は、
労働者の塩分補給と貴重なタンパク源でした。
また神幸祭のお供え物として塩鯨が使われていたなど、
筑豊では鯨が暮らしと文化に根付いています。

九州の新鮮で豊富な食材と、
筑豊田川のなつかしい味を活かした、
風味豊かな鯨料理をお楽しみ下さい。

お石灰蒸 筑豊田川発・お石灰料理

お石灰料理は、地元「田川」で産出される生石灰を使用した、火を使わない「蒸し料理」です。美味しい「水」と「塩」そして新鮮な食材さえあれば出来るユニークな料理です。食材の旨みが倍増するサプライズ・クッキングとして誕生した、あをぎりの新メニュー「お石灰料理」をどうぞご堪能ください。

筑豊は日本でも有数の石灰の地層をもつ地域です。日本の近代化を支えた官営八幡製鉄所に、筑豊は製鉄に必要な石炭や石灰を供給してきました。石炭は「黒いダイヤ」石灰は「白いダイヤ」と呼ばれました。石灰はまた伝統的な「漆喰」の材料でもあります。田川には高品質の「漆喰」トップメーカーもあります。


近代和風建築を継承し活用する「あをぎり」は、 九州田川の歴史と風土に育まれた文化を大切にしています。

あをぎりの新しいマーク

あをぎりの新しいマークは、プロデューサー、デザイナーの方々とのコンセプトワークを重ね、あをぎりの特徴と良さを今後の活動に活かすようにデザインされました。

この新しいマークは、 中国では鳳凰が住む樹とされた、「あをぎり(青桐)」の葉と花を図案化しました。 温暖で豊かな地に成長する、のびやかで艶やかな緑に、 受け継がれる生命力と調和の意味が込められています。

これから、新しいマークを、お知らせの印刷物や、開発商品、インターネット等、 さまざまなものにデザイン展開してまいります。